がんサバイバーシップ支援委員会
がんの診断治療を受けた人(がんサバイバー)がその後の生活で抱える身体的・心理的・社会的な様々な課題を社会全体が協力して克服していくという概念を、がんサバイバーシップといいます。それまでの生存率重視の医療の反省に立って、米国、豪州で2000年前後から取り組みが開始されており、厚生労働省の第3期がん対策推進基本計画(2018年3月)以降、重点課題としてがんサバイバーシップの充実に重きをおいた就労支援、AYA対策、妊孕性温存、身体活動の維持等が挙げられており、現在の第4期にもその取り組みは引き継がれます。しかし本邦では、まだ概念すら浸透しておらず、散発的にしか取り組みは行われておりません。就労支援、AYA対策、チャイルドケア、アピアランスケア、妊孕性温存、後遺症、がん看護、遺伝外来、MSW等当院でも行える支援が多く、当院の患者さんのサポート力を結集して、効率的な支援に結び付けられないか、という観点から院内のがんサバイバーシップ支援委員会を2024年11月に立ち上げました。患者さんのニーズに対応したケアを柔軟に実施できる体制を目指していきます。
AYA世代支援
AYA世代とはadolescent and young adult の頭文字を取ったもので、一般的に15歳~39歳までの年齢を指しています。この年代にがんを経験した場合、病気をきっかけに、学業や仕事、結婚や子どもを持つこと、子育て、外見などへの影響も大きいと言われています。しかし、どうすればいいのかと悩みを抱えることは少なくありません。四国がんセンターでは、AYA+(プラス)として40歳前半の方も含めてチームで支援を行っています。
活動内容
AYA世代の方への情報提供や相談
AYA世代サロンの開催(年1-2回)
情報提供資料の作成、個別相談対応、チームカンファレンス
AYA世代支援の啓発活動
AYA+支援ロゴ制作
就労支援
がんの治療や病気の療養をしながら「仕事を続けたい」「復職を考えたい」「今後の働き方を相談したい」と思いを巡らせる一方「仕事を辞めないといけないかな」などと悩まれる方も少なくありません。また、治療費も高額であり経済面での不安を感じることもあります。
四国がんセンターでは、がん患者さんの「働きたい!」という思いを支えるために、チームでさまざまな活動を行っています。1人で悩まず、私たちと一緒に考えていきましょう。
活動内容
ハローワーク松山や愛媛産業保健総合支援センターの協力による個別相談会の実施
"お金"や"仕事"に関するセミナーの開催
医療関係者・企業を対象としたセミナーの開催
関連冊子の無料提供
情報提供用資料の作成
アピアランスケア
アピアランスとは「外見」のことで、アピアランスケアとはがんやその治療によって、外見が変化する患者さんに対するケアのことです。変化した外見に気持ちが落ち込んだり、今までと同じように人付き合いができないのではないか、と心配や辛さを感じることがあります。これは、年齢や性別に関係ありません。四国がんセンターでは、アピアランスケアを積極的に行うチームが存在し、皆さんらしく日常生活が過ごせるための支援を行っています。
活動内容
患者・家族向けの外見ケアセミナー(毎月1回)、医療者向けセミナー(年1-2回)、個別相談対応
関連用品の常時展示(ウィッグ・ストーマ用品・爪ケア・スキンケア・乳房切除後の補整下着やパッド・入浴着等)
情報提供用資料の作成
心理的サポート
準備中
チャイルドケア
準備中
エクササイズ・オンコロジー
準備中
その他支援
がんセンフェスタの開催月にあわせ、ラベンダーリングポスター展を開催しています。




