四国がんセンターの治験
四国がんセンターの治験実績
2020年4月現在、当院では139課題(66課題登録中)の治験を実施しています。治験薬の投与量および体内動態について確認する第Ⅰ相試験、治験薬の有効性や安全性を確認する第Ⅱ相試験が全体の20%(30課題)となっています。国内でも第Ⅰ相~Ⅱ相の早期臨床試験が出来る施設は限られており、当院では第Ⅰ相試験専用の病室を完備し万全の体制で治験を実施していることから、製薬会社からも高い評価を得ています。
近年では企業治験では行われにくい「アンメット・メディカルニーズ(まだ有効な治験方法が無い疾患に対する医療ニーズ)」に対応した医師主導治験(19課題)も積極的に実施しています。
昨年はがんゲノム拠点病院に指定され、がんゲノムファイリング検査で明らかとなったがん細胞の遺伝子変異に対する治験も積極的に実施しています。
都道府県がん診療拠点病院という特性を活かし、治験を通じて「がん撲滅」のための新薬開発に取り組んでいます。
センター各部門のご紹介
  • 臨床研究推進部
    臨床研究・治験に関する活動をしています。
  • がん診断・治療開発部
    がんの新しい治療法の研究・開発を
    行っています。
  • がん予防・疫学研究部
    報告書の統計学的解析・アドバイス、
    がん登録の推進などを行っています。
治験について
通常の治療の他に、
新しい治療法を選択できます。
新薬を開発する場合、その研究の最終段階において国の定めたルールに基づき、実際に「人」を対象とした有効性・安全性を評価しなければなりません。これが、治験になります。
治験は、新しい治療法(新薬の使用)を、患者さん自らの意思で選択できる治療です。治験は、万が一に備え、常に安全に配慮し実施しています。
ニュース&トピックス