疼痛緩和の専門的治療

疼痛緩和の専門的治療

1.難治性疼痛に対する神経ブロック

当院疼痛外来では難治性疼痛に対する神経ブロックの相談を受けております。
また、連携医療機関として愛媛大学医学部附属病院麻酔科とも連携を図り支援しています。
主治医にご相談ください。

地域医療連携室

電話番号:089-999-1201(直通) ファックス番号:089-999-1115
FAX紹介受付:8:30~18:00(土曜日・日曜日・祝日除く)
その他:8:30~17:15(土曜日・日曜日・祝日除く)

2.緩和的放射線治療

緩和放射線治療は、がんに伴う様々な症状を緩和して生活の質を向上させることを目的とした放射線治療です。
たとえがんの根治が望めない患者さんであっても、苦痛となる症状や日常生活に支障を来している症状などを緩和することにより、生活の質が向上し前向きに生きることができるようになります。また、全身状態を悪化させる原因となっている病巣を治療することにより、積極的治療が継続できる体力が回復する場合もあります。

緩和照射の対象となる主な症状

  • 骨転移の痛み
  • 脳転移による神経症状
  • 肺がん、胃がん、子宮がんなどからの出血
  • がんによる気管支、血管、胆管、神経などの圧迫(呼吸苦、循環障害、黄疸、神経痛など)
  • 多発肝転移による痛みや重苦感

放射線治療科では以下の点を重視しながら、緩和放射線治療を行っています。

  • 患者さんご本人、ご家族の希望に配慮
  • 担当科主治医、緩和ケア内科医との連携
  • 症状が適切に緩和され、かつ放射線治療による重い副作用を出さないように、患者さんの病状、全身状態などを考慮しながら、放射線の照射範囲、照射線量、照射方向などについて3名の放射線治療医で慎重に検討
  • 速やかな治療開始と高精度な治療
  • 緩和ケア科に緩和放射線治療が有効と思われる患者さんがおられた場合、放射線治療医から緩和ケア内科の主治医に緩和放射線治療を提案

当院の緩和放射線治療の年間のべ件数

  • 2020年 331件
  • 2021年 313件
  • 2022年 430件