放射線検査を受けられる方へ

検査を受けられる方へ

放射線科での検査

放射線科での検査は原則予約制です。

一般撮影とマンモグラフィ以外は、原則予約制になっています。検査を受ける場合は、診察時に主治医とご相談の上、予約をしていただくようになります。予約時には、検査の注意書きをお渡しします。よくお読みになり、絶食などの前処置を注意書きに従って確実に実施してください。
検査当日は、指定の時間までにお越しいただき、病院の正面ホールでの受付を済ませた後、指定された受付カウンターまでお越しください。

検査内容

放射線科に設置されている検査装置と検査内容

一般撮影(2台)、マンモグラフィ(2台)、X線TV(3台)、CT(2台)、MRI(2台)、RI、PET-CT(2台)、血管造影、DXA、パノラマ撮影などの検査装置があります。
以下 各装置の概略についてご説明します。

一般撮影(F受付)
X線を使って肺や骨の撮影を行います。X線の目を使って、見ることのできない体内の情報を観察・診断します。皮膚に張ってあるものも、見えてきますが、それは体内のものであるか否かは読み取ることができません。よって、湿布やエレキバンはあらかじめ剥がしておいてください。また、状況によってはお付添様に介助のお手伝いをお願いする事がありますが、介助者の放射線被ばくに対しては、最大限の防護を致しますので、ご協力をお願いいたします。
マンモグラフィ(F受付)
マンモグラフィとは乳房X線撮影のことです。X線を使って乳房内部の状態を画像化します。乳房はそのままでは撮影が難しいため、乳房専用に開発された撮影装置を使用します。マンモグラフィでは乳房を撮影装置で圧迫する際に痛みを伴います。圧迫し組織の重なりを少なくすることで、情報の多い写真が撮影可能となり、被ばくの低減にも繋がります。痛みを伴う検査ではありますが、ご理解の上、ご協力いただきます様お願いいたします。
また、当院にはマンモグラフィ撮影が可能な女性技師が常勤しております。女性技師希望の方はお気軽に放射線受付時にお申し出ください。
CT(F受付)
X線を使って体内情報を輪切りの形で画像化します。一般撮影と違うところは、X線の情報を得た後、コンピュータを使って再構成・画像処理をして診断するところです。そのため大変精細な画像を得ることができます。例えばコントラストがついていれば1mm以下の体内構造を描出することが可能です。
検査に際しては10秒程度の息止めを数回行う検査です。うすいバリウムを飲んだり、造影剤を注射する場合があります。食事制限が必要な場合があります。
PET-CT(I受付)
PETとCTを同時に行う検査です。PETではFDGという薬(放射性医薬品)を使用し病変の糖代謝を評価します(血糖値が高いと不十分になることがあります)。CTでは形態を評価します。両者を組み合わせることでより正確な診断が可能になります。
FDG(検査薬)を注射した後、待機室にて約1時間安静にしていただきます。
待機中に500mlのお茶を飲んで頂きます。(余分な薬剤を体から早く出す為です。)
(注)お茶の中には、画像を判りやすくするために少量のお薬 (経口造影剤) が入っています。
検査時間になりましたら、呼び出しがあります。検査時間は20~30分程度です。
ヨード造影剤を使用する場合もあります。
検査前日は激しい運動を避け、検査当日には4~6時間は絶食が必要です。(ブドウ糖を含む点滴も注意が必要です)糖尿病の飲み薬(血糖降下剤)やインスリンの注射は、検査当日朝から検査終了まで禁止です。検査予約時に渡される説明文章をよくお読みください。
RI検査(H受付)
放射線を放出する放射性同位元素(アイソトープ)を含んだ薬(放射性医薬品)を使用してガンマカメラと言われる装置で体内の状態を調べる検査です。
静脈から注射し、検査用のベッドの上で静かに横になっている間に、体の中の様子を画像にします。このRI検査の中でも骨シンチの検査が最も件数が多いです。全身の骨に異常がないかをみる検査です。午前中に注射をして、午後の検査になります。検査時間は30分程度です。食事の制限はありません。
MRI検査(F受付)
MRI検査では、X線を使いませんので、被ばくの心配はありませんが、強い磁石と微量な電波を使って検査します。痛みはありません。検査時間は30~40分程度かかります。検査中は、大きな音がします。音を和らげるためヘッドホンや耳栓を使用します。装置の内部はCTと比べると狭いので人によっては、圧迫感を感じることがあります。

磁気を使用したもの、銀行のカード、クレジットカード等、時計、ヘアピン等は室内に持ち込まないでください。カード類は使用できなくなります。
湿布・エレキバン等は剥がしてください。刺青、永久アイライン、化粧品(マスカラ等)も火傷の危険性がある場合があります。おかしいと思ったら担当者にお知らせください。
また、手術等で体内に金属を埋めこんでいる場合も事前にお知らせください。