婦人科について
産婦人科専門医を取得するためには4領域(生殖内分泌、周産期、婦人科腫瘍、ならびに女性のヘルスケア)の診療実績が必要とされています。このうち四国がんセンターでは婦人科腫瘍の研修が可能です。四国がんセンターは中四国トップクラスのがん症例数があり、多くの手術や臨床経験を積むことができます。また、専門医取得に必要な学会発表・論文執筆についてもきめ細かく指導しています。
産婦人科専門研修プログラム
四国がんセンターは、愛媛県立中央病院産婦人科専門研修プログラムにおける基幹施設のひとつです。愛媛県立中央病院産婦人科専門研修プログラムでは愛媛県立中央病院と四国がんセンターを基幹施設とし、連携施設とともに研修施設群を形成して専攻医の指導にあたります。四国がんセンターでは、基幹施設研修24か月のうち3か月の研修を行います。
また、広島大学産婦人科専攻医研修プログラム、香川大学医学部附属病院専門研修産婦人科プログラムにも連携施設として参加しています。
当院での産婦人科専門研修を希望される方は、愛媛県立中央病院産婦人科専門研修プログラム、広島大学産婦人科専攻医研修プログラム、香川大学医学部附属病院専門研修産婦人科プログラムのいずれかを選択して下さい。
連携施設
市立宇和島病院/愛媛県立新居浜病院/愛媛県立今治病院/福井ウィメンズクリニック/愛媛大学病院 (2018年現在)
四国がんセンターで経験できること
- 産婦人科診療全般、特に婦人科腫瘍の診断において重要な、細胞診、コルポスコピー、組織診、画像検査などについて学ぶことができます。
- 産婦人科専門医研修で必須要件である、下記の手術を経験することができます。
- ダヴィンチサージカルシステム(ロボット支援手術)サーティフィケート
- 泌尿器科専門医
- がん治療認定医
- 泌尿器科腹腔鏡技術認定医
- 婦人科がん治療において重要な柱である化学療法について学ぶことができます。
- 四国がんセンターでは放射線治療医と連携し放射線治療を行っています。婦人科がんにおける放射線療法について学ぶことができます。
研修プログラムの例
愛媛県立中央病院産婦人科専門研修プログラムでの一般的な研修例を示します。四国がんセンターが参加している研修プログラムではバランスの取れた良質な産婦人科専門医研修が可能です。