泌尿器科について
病院概要
四国での「がんセンター」として、ナショナルセンターとの連携のもとに、がん治療の中心施設として、また高度で専門的な医療、臨床研究、教育研修及び情報発信の機能を備えた施設として整備しています。
基本理念
私たちは患者さんの立場にたって人格を尊重し、信頼と安全に心がけた最良のがん医療を理念に掲げて努力しています。
プログラムと特徴
泌尿器科悪性腫瘍に関する診断・治療技術の習得が目的です。 泌尿器科研修プログラムによる専門研修により、
- 泌尿器科専門知識
- 泌尿器科専門技能:診察・検査・診断・処置・手術
- 継続的な科学的探求心の涵養
- 倫理観と医療のプロフェッショナリズム
の4つのコアコンピテンシーからなる資質を備えた泌尿器科専門医になることを目指し、泌尿器科悪性腫瘍の患者さんの診療ができることを目標にします。四国がんセンターでは手術症例のみならず放射線治療や化学療法、治験数も四国トップクラスであり、がん治療において十分な研修が可能です。また、緩和ケア内科をはじめとする各診療科との連携により診断から緩和医療にいたるまでトータル的ながん診療を習得することが可能です。
泌尿器科専門研修プログラム
四国がんセンターは、徳島大学泌尿器専門研修プログラム、愛媛大学泌尿器専門研修プログラム における連携病院として参加しています。主な研修内容は以下の通りです。
1 . 専門知識
泌尿器科領域では発生学・局所解剖・生殖生理・感染症・腎生理学・内分泌学の6領域での包括的な知識を獲得します。同時に泌尿器科悪性腫瘍患者の診察に必要な知識も習得していきます。
2 . 専門技能
鑑別診断のための各種症状・徴候の判断、診察法・検査の習熟と臨床応用、手術適応の決定や手技の習得と周術期の管理、を実践するための技能を獲得します。
3 . 経験すべき疾患・病態の目標
腎・尿路・男性生殖器ならびに関連臓器に関する、良性・悪性腫瘍、について経験します。また腫瘍に付随して発生する尿路結石症、内分泌疾患、男性不妊症、性機能障害、感染症、下部尿路機能障害、女性泌尿器疾患、慢性・急性腎不全、についても経験できます。
4 . 経験すべき診察・検査
内視鏡検査、超音波検査、ウロダイナミックス、前立腺生検、各種画像検査などについて、実施あるいは指示し、結果を評価・判定することを経験します。
5. 経験すべき手術・処置
泌尿器科悪性腫瘍の手術に参加し、その手術手技だけでなく、周術期管理や手術適応なども習得します。また、膀胱タンポナーデ、急性尿閉、急性腎不全(主に閉塞性)に対する処置を習得します。
6. 研修期間
研修期間は相談して希望に沿うように決定します。
7.海外出張について
当科では海外主要学会への参加を積極的にサポートしています。
四国がんセンターで取得可能な資格
- ダヴィンチサージカルシステム(ロボット支援手術)サーティフィケート
- 泌尿器科専門医
- がん治療認定医
- 泌尿器科腹腔鏡技術認定医