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補完代替医療ってなに?
補完代替医療は、英語でComplementary and Alternative Medicine(コンプリメンタリー・オルタナティブ・メディシン)といい、頭文字をとってCAM(カム)と呼ばれています。
* 補完医療とは、現在私たちが受けている西洋医学を補う、補完する医療です。
* 代替医療とは、現代西洋医学に取って代わる、ことばどおり代替する医療です。
この二つの医療は、別々に異なるものもありますが、多くは分けることが困難な場合が多く、両者をまとめて補完代替医療といいます。
米国の国立補完代替医療センターは、この医療を“現段階では通常医療と見なされていない、さまざまな医学・健康管理システム、施術、生成物質など”と定義しています。
すなわち、補完代替医療は、いわゆる民間療法と呼ばれているものであり、自己判断・自己責任で行う医療です。
当然、健康保険はききませんので、費用はすべて自己負担となります。
最近では、この補完代替医療と現代西洋医療を組み合わせることによって、身体的および精神的に総合して行う統合医療という概念も生まれ、実践されています。
がん治療では、通常の手術・放射線・抗がん剤による化学療法などと補完代替医療を組み合わせた学問が生まれています。
これは、統合腫瘍学と呼ばれ、国際統合腫瘍学会も設立されています。