お申込み時の確認事項

PET-CT検査

女性の場合、妊娠の可能性がないこと。また授乳中でないこと。
放射線被曝を伴いますので妊娠の可能性がないときにお受けください。授乳中の方も乳腺にお薬が強く集まることがありますのでお勧めしません。
40歳以上であること
若い方は一般的にがんのリスクが低いため原則として受診年1月1日時点で40歳以上の方を
検診の対象としています。40歳未満であっても受診を希望される場合は予約センターにご相談ください。
コントロール不良な糖尿病がないこと
検査時の血糖値が著しく高いと病変を発見しにくくなることがあります。
心臓ペースメーカーや除細動器について
CT撮影時のX線照射により誤作動が起こる可能性があります。ペースメーカーを埋め込まれている方は主治医にご確認ください。除細動器を埋め込まれている方は検査できません。
持続血糖測定装置(リブレ)について
装置の性能に対する影響が未知数ですので、検査前に使用しているセンサーを取り外し、検査終了後に新しいものを装着してください。

MRI検査

体内に心臓ペースメーカーや除細動器、人工内耳等の電子機器がないこと
心臓ペースメーカー、除細動器、人工内耳、持続血糖測定装置(リブレ)、インスリンポンプ等の電子機器を装着している方は、強い磁力により故障する可能性があるため検査できません。
体内の金属やいれずみについて
脳動脈瘤クリップ、磁石で装着する入れ歯、がある方はMRIが可能かどうか主治医にご確認ください。内視鏡検査で胃、大腸にクリップを付けた場合は既に体外にでていることを主治医にご確認ください。その他の金属や刺青についても危険な場合がありますのでご相談ください。

マンモグラフィ

シリコンなどの豊胸術を受けていないこと
シリコンが破損したり、診断に適した撮影ができない可能性があります。

胃がんリスク層別化検査

次の項目に該当しない方におすすめします
  • 既に受けたことがある
  • ピロリ菌の除菌治療後
  • 胃切除後
  • 胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの治療中あるいは疑われる症状がある
  • プロトンポンプ阻害剤(オメプラール、タケプロン、パリエット、ネキシウムなど)を服用中
  • 腎不全がある

当日の結果説明

結果が出るまで1~2時間ほどお待ちいただきます。当日結果が出ている範囲(主に画像の一時読影の結果)のご説明となりますので最終結果は報告書でご確認ください。平日午後受診の場合は時間が取れないため追加項目として選択できません。

その他

呼吸停止がきちんとできない方、検査中に動いてしまう方
診断に適した撮影ができず、検査結果の正確性が失われる場合がありますので受診はお勧めしません。また、認知症の方は検査台からの落下などの危険も考えられますので検査はできません。
お身体の不自由な方
介助者の同行が必要になりますので、申し込み前に必ずご相談ください。
日本語が理解できること
当院のがん検診はすべて日本語での対応となります。日本語でのコミュニケーションが難しい外国人の方は結果が正確に伝わらない可能性がありますので検診の対象外としています。
閉所恐怖症について
閉所恐怖症があるとMRIやPET-CTができないことがあります。検査時にご自分で用意された安定剤を服用することは可能です。当院のPET-CTは内部が広いため検査を受けやすくなっています。ご不安の場合は事前に見学いただくことも可能ですので、予約センターにお問い合わせください。
検診ですので基本的に無症状の方が対象です。下記のような場合は検診ではなく一般の外来を受診ください
  • 明らかな症状がある場合(症状に応じた検査を受けてください)
  • 現在がんで治療中あるいは経過観察中(治癒している場合は検診可能です)
  • 精密検査が必要と言われたのでPET-CT検査を受けたい場合(ほかの検査や検診でがんが疑われている場合など)

ご了承いただくこと

  • 受診当日の、コース変更、追加項目の追加・キャンセルはできません。必ず受診前日の営業時間内に当院までご連絡ください。
  • 受診日の変更、受診自体のキャンセルについては、できるだけ早くご連絡ください。なお、受診前日の正午以降にキャンセルされた場合には、キャンセル料33,000円(税込)をいただく場合があります。
  • 受診の順番は予め決まっておりますので、早く来院されても順番を早くすることはできません。
  • 上部消化管内視鏡検査にて生検を行った場合は、別途料金を追加させていただきます。
  • 便潜血検査、喀痰細胞診は採取できない場合でも料金の割引はできません。当日提出できない場合は、後日郵送することもできます。一週間以内に送付してください。
  • 検査データは個人を特定できない形で研究、教育、広報などに利用させていただく場合があります。
  • 装置の故障などにより検査が困難となった場合はできるだけ早く検査ができるよう日程を調整させていただきます。
  • 当日の状況により、担当医の判断で検査を中止することや、検査時間の変更をお願いすることがあります。

がん検診のメリット、デメリット

メリット

  • 症状が出る前に検査することでがんを早期に発見できる可能性が高まります。その結果、早期に治療が開始でき、救命できる可能性が高くなります。
  • また前がん病変(大腸がんにおける大腸腺腫等)や危険因子が見つかる場合もあり、治療や慎重な経過観察を行うことでがんの予防や早期発見につながることもあります。

デメリット

  • がんがあっても発見できないことがあります。(偽陰性)。
  • がんが疑われて精査してもがんがないことがしばしばあります(偽陽性)。
  • 寿命に影響のない、おとなしいがんが発見され、治療が行われることがあります(過剰診療)。
  • 検査による合併症が極めてまれにあります。また一部の検査は放射線被曝を伴います。