会議/教育

会議/教育

会議について

当院の院内感染防止対策のための委員会は院内感染防止対策委員会、院内感染制御チーム(ICT)、リンクスタッフ連絡会の三者が連携して、院内感染防止に努めています。三者とも会議は毎月1回開催するほか、緊急の問題が発生した場合は臨時に開催しています。

職員の教育

全職員を対象に感染対策、又は抗菌薬適正使用に関する研修会を年2回開催し、院内感染防止に必要な基本的な考え方や具体的な方策の周知徹底を図っています。2017年度よりe-ラーニングシステムを導入し全職員が学習できる工夫を行っています。また、対象部署を絞り、必要に応じた研修会を月1回程度設けています。

抗菌薬の運用

ICTでは適正な抗菌薬の運用の為の活動を行っています。

  • 毎月抗菌薬の使用状況を解析し報告することにより、院内での感染症状況と抗菌薬の適正使用の分析を行っています。
  • MRSA(耐性黄色ブドウ球菌)に対する更なる耐性菌の出現と増加を抑制し、より効果的な薬剤の投与及び副作用の発現予防を目的として、VCM(バンコマイシン)のTDM解析(血中濃度解析)を行っています。
  • また、MRSAだけではなく細菌は同じ抗菌薬に長く接触していると耐性菌に変化しやすくなります、その為多くの菌に影響を及ぼす抗菌薬は長期使用の届け出制を行っています。
  • これらの活動や、毎週ICTメンバーで行う抗菌薬ラウンドにより、薬剤の特性を踏まえた効果的な使い方のアドバイスを積極的に行っています。