家族性腫瘍相談室では、遺伝子診断についてよりよく理解していただくために、『遺伝子診断の理解のために』（原典『Understanding Gene Testing』　米国国立研究所制作）の日本語訳を米国国立研究所の承認を得て作製致しました。

　この冊子は、厚生労働省がん研究助成金「遺伝性腫瘍の遺伝子診断の実施の方法と評価に関する研究」（菅野班）の援助を受け翻訳されています。

※この冊子で使用しているイラストは米国国立研究所に帰属します。著作権に関してはこのイラストを作製したJeanne Kelly氏の許可を得て掲載しています。
（“Artwork originally created for the National Cancer Institute. Reprinted with permission of the artist, Jeanne Kelly. Copy right 1996.”）

◆「遺伝子診断の理解のために」の日本語版を作製するに当たり
　　前書き
１．はじめに
２．遺伝子とは？
３．遺伝子の働きとは？
４．遺伝子はどのように疾患と関わっているのか？
５．変異遺伝子はどのように疾患を引き起こすのか？
６．遺伝子変異はどのように起こるのか？
７．遺伝子はどのように疾患に影響するのか？
８．遺伝子診断とは？
９．遺伝子診断はどのように利用されるのか？
10．疾患関連遺伝子をどうやって見つけるのか？
11．どのような疾患が遺伝子診断で発症予測が可能か？
12．遺伝子とがんの関係は？
13．発症前遺伝子診断で何が分かるのか？
14．発症前遺伝子診断をどのように開発していくのか？
15．がんの発症前遺伝子診断の現状はどうなっているのか？
16．現時点における遺伝子診断の恩恵は？
17．将来期待される遺伝子診断の恩恵は？
18．遺伝子診断の限界とは？
19．遺伝子診断に伴う危険性は？
20．遺伝カウンセリングの果たす役割は？
21．遺伝子診断の対象者は？
22．遺伝子診断の実用化に際して起こってくる問題とは？
23．遺伝子診断を受けるべきかどうかをどのように決定するのか？
24．今ある選択肢は？
25．本書で使用した用語の解説